お知らせ
口述試験模試
2025/10/15
弁理士 王 稔豊盛
皆様、スポーツの日の三連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。
スポーツといえば、今週末の2025年10月17日から来週初めにかけて、知の競技とも言うべき「弁理士試験・口述本試験」が実施されます。私は本年も、所属する某弁理士会派の主催する口述模試において、問題作成および面接官として参加させていただきました。
やや時期を逸しましたが、改めまして、1次試験受験者2775名中、論文試験を突破された205名の皆様に心よりお祝い申し上げます。
模試の会場には、そのうちおよそ60名近くの受験生の方々にお越しいただきました。担当科目を通じて皆様と直接お会いできたことを、大変光栄に思っております。
長年にわたり、さまざまな想いを胸にこの試験に臨まれてきた方も多いことと存じます。いよいよ、これが最終関門です。口述試験の本番は緊張を伴うものですが、その分、終えたときに得られる達成感は格別のものがあります。
これまで数々の困難を乗り越え、風雪に耐えてこられた皆様が、ようやく重圧から解き放たれ、それぞれの人生の新たな章へと歩みを進められることを、心から願っております。
口述模試では、「青本(工業所有権法(産業財産権法)逐条解説)」の語尾の一字一句に至るまで、まるで研ぎ澄まされた刃のように正確に再現された方もいれば、一問一問に熟慮を重ね、時間を費やされた方もいらっしゃいました。
いずれの方も、その努力と真摯な姿勢には深い敬意を覚えます。どうか全ての挑戦者が最終合格を勝ち取り、それぞれの人生がより輝かしい方向へと拓かれていくことを、心よりお祈り申し上げます。