先日、特許庁審判部から2024年度版「
審判実務者研究会」の報告書が公表されました。
この研究会は、前身の特許庁審判部「進歩性検討会」を含めれば2006年から始まっています。特許庁の審判官、企業知財担当者、代理人(弁護士・弁理士)、そしてオブザーバーとしての裁判官(知財高裁/東京地裁)が分野ごとに一同に会し、近年の判決等を題材とする興味深いテーマについて議論しています。
毎年、研究会に参加した方からは、実務上有益と好評を博している一方で、研究会の存在自体があまり知られていないようですので、この機会にぜひご覧ください。
報告書は、「機械」「化学1(一般化学)」「化学2(医薬、バイオ)」「電気」「意匠」「商標」の6分野に分類されています。
なお、特許庁審判部・弊所所属の「大竹夕香子」は、化学2分野と意匠の運営側として関与しております。